文学フリマ(には行っていない)

さっきまでイライラしていた。なぜなら時間指定の荷物が届かないからだ。まだ指定時間内ではあったもののもう30分ほどで時間外になるなのでイライラしていた。早く風呂に入りたい。

荷物は夫が先日の文学フリマで出した本の在庫だ。正直かなり多い。本の内容がとかではない。データの段階で私も読ませてもらったけどみんな素敵な文章だった。単純に刷る量が多かったのだ。今回私は留守番を選択したので会場にはいっていない。お通夜の雰囲気で「すまねえ」と当日の夕方電話があった。幸い一般人でも通販ができるシステムがあるのでそれを使って一冊でも多く売るのだ。暇で暇でしゃーない仕事中どうやったら売れるかと考えたけど、何にも思いつかなかった。

荷物が届いた。複数あるダンボールの中から夫が買った他の人の本を漁る。差し入れがたくさんある。ありがとうございます。夫は長期休暇中で連泊真っ最中。何冊かは自分の手元にあるようだ。読みたいと思っていたものがほとんど夫の手元にあるようだった。ちくしょう。でも「生活の途中で」が入っていた。「こだま」の文字が目に飛び込みガバッと表紙を開けてすぐ読んだ。こだまさんの感想はまた別のところで書こうと思う。声出して笑ったとこが4箇所あった。こだまさんを読み終えて他にどんな人が書いているのかなと最後のページを見ると「青春ゾンビ出張編」という文字があった。どっかで見たことある。あ!自分のブックマークに入れてるブログと同タイトルだと思い出す。たしか最高の離婚かカルテットの感想ブログかなんかを目にして素敵だったからブックマークしたような気がする。そんなことを考えながら「青春ゾンビ出張編」を読むとお仕事で東北の各地を訪れたことが書いてあった。なんと庄内地方にも訪れており鶴岡や酒田のことまで書いてあった。そして仙台へ渡り汗蒸幕の湯に入ったことも書いてある。サウナのことも…!わたしの大好きなご縁という言葉が頭の中をうろうろする。

イライラしていた気持ちはもうどこにもない。夫はきっとこだまさんが載っている本はわたしも読みたいだろうと思って最初に読んで郵送のダンボールに入れてくれたのだろう。感謝。そして青春ゾンビにも予想もしない形で巡り会えた。イライラがスパイスになったのかドーパミンどばどば出てる感覚で読むことができた。

 

お風呂の中でこの40分の出来事を今書いた。